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遅延型食物アレルギー

遅延型食物アレルギー

以下の様な体調や体験をされた事はないでしょうか?
「お菓子を食べると、午前中に体がだるい」
「ある特定の食品を摂ると、憂うつな気分になる」

この検査は0.5ccほどの少量の採血で96〜120品目の食材をお調べできます。即時型アレルギー(免疫系ではIgE抗体や肥満細胞などが関与しています)の様な、食後10分足らずで急激に喘息発作やじんましんなどの症状が出るものと違って、遅れて(食後数時間から数日後に緩やかな症状として)出現する症状の原因を調べるものです。ただし欧米や日本のアレルギー学会では依然として正式承認されていない検査のため、自費検査になります(税込:29,800円)

一方で最近は、少しずつですが研究結果(科学的根拠)が世界各地で出てきています。例えば、2009年にフィンランドで400人を対象に行われた研究では、実際にミルクを飲んだのち胃腸に困った症状が出ている方たちの間で、血中のIgG抗体(遅延型)が高値を認め、統計的に有意差を示しました(S.Anthoniら,2009)。また、1995年にイタリアで自閉症の方36名を対象に行われた研究では、ミルクのタンパク質の一成分であるカゼインに対するIgG、IgA抗体、IgM抗体(いずれも遅延型アレルギーに関与する免疫系抗体です)が健常者に比べ血液中で高値を示し、統計的に有意差を示しました。さらにミルクを8週間除去したところ、自閉症に起因する症状の改善を認めました。

遅延型食物アレルギー(delayedonsetfoodallergy)のメカニズムですが、アレルギー反応のIII型が想定されています。混乱しやすい事柄として、一般的にはアレルギー反応の「IV型」が「遅延型アレルギー反応」と呼ばれる事が多くツベルクリン反応が代表的です。これは遅延型食物アレルギーとは区別して考える必要があります。一方で想定されている「III型」は、「アルサス型」と呼ばれ、抗原(この場合は、原因となる食事)と多数の抗体(IgGまたはIgM)が合体したもの(免疫複合体と言います)が血流に乗って色んな組織に付着し最終的には炎症を引き起こしてしまいます。

具体的には、対策後しばらく経つと以下のような体感が得られる事があります。(※体感・感想には個人差があります)ご興味がある方は当院医師または受付にて、遠慮なくご相談下さい。

「むくみや体重が減った」
「疲れにくくなり、8時間仕事をした後もぐったりしなくなった」
「頭がスッキリし、思考力が上がった。」
「劇的に便秘が無くなり、体重も減った」
「生理前症候群が軽くなった」
「冬場の手荒れが無くなった」
「蕁麻疹や皮膚のかゆみが無くなった」
「ひどい鼻炎が無くなった」
「慢性の前立腺炎がほとんど出なくなった」
「食事をする度に感じていた嘔吐恐怖がかなり減った」
「寝る前の動悸・息切れが無くなった」